2025年5月13日:2025年3月期 決算説明会(オンライン開催)
(※)主な質疑応答の要旨を記載しております。
略語説明:FY24は2025年3月期、1H24は2025年3月期上半期、2H24は2025年3月期下半期、FY25は2026年3月期を指します。
- 【質問】今回の情報漏洩事案を受けて、セキュリティ対策の強化に取り組まれるとのことですが、今後の業績への影響について教えてください。
- 【回答】本事案を受けたセキュリティ対策の強化に伴い、一定の費用増加が見込まれますが、こうした取り組みは毎年継続的に実施しているものであり、本日公表のFY25業績見通しにも織り込んでおります。
- 【質問】MNO(移動体通信事業者)による値上げが続く中、今後の個人向けモバイルサービスの展開について教えてください。
- 【回答】当社では、2025年3月に個人向けモバイルサービス「IIJmioギガプラン」の価格改定を実施いたしました。主に、ニーズの高い2ギガ・5ギガといった低容量プランの強化と、より魅力的な中大容量プランの提供が改定のポイントです。春商戦でも手ごたえを感じており、この改定プランを軸に、今後もより多くのお客様のご期待に応えられるサービス展開を進めてまいります。
- 【質問】MVNEサービスにおける顧客数が増加していますが、今後の展望についてお聞かせください。
- 【回答】2025年4月には「JALモバイル」のサービス提供を開始いたしましたが、今後も多様なMVNOプレイヤーの参入を後押しすることで、MVNO市場の拡大を促進するMVNEとしての役割を一層果たしてまいります。
- 【質問】FY25業績見通しにおいて、SI売上の増加が前年対比で保守的に見えますが、その要因についてご説明ください。
- 【回答】FY24のSI売上は、千葉市大型案件の売上計上(構築売上約50億円)や、4Q24にSI構築受注残からの売上計上が多かったことなどにより高水準となりました。これらの要因やマクロ経済環境の不透明感なども総合的に勘案し、FY25のSI売上見通しを策定いたしました。
- 【質問】FY26を最終年度とする現行中期経営計画においては、売上高3,600億円、営業利益460億円を目標とされています。初年度にあたるFY24終了時点でのこれら目標に対する進捗状況についてお聞かせください。
- 【回答】FY24の営業利益は、VMwareライセンスの実質大幅値上げの影響
及びその対応もあり、中期計画に対して若干の乖離が生じていると認識しております。足許の需要環境は引き続き好調であり、大型案件の獲得も恒常化しております。これらの案件に伴う月額ストック売上は増加傾向にあり、加えて、広範なネットワークサービスの積み上げにも注力することで、FY25及びFY26の2年間を通じて計画に対する進捗を取り戻し、中期計画の達成を目指します。